未定な予定

ついに定時帰りになれた育児サラリーマンの雑記

大企業への新卒就職から転職

福岡での大学時代、特に地元への愛着もなかったので外に出ようと就職活動は関東、東海、関西の企業を何社か受けました。
専攻だったセラミックス繋がりと車・バイクも好きだったので縁があってかスパークプラグで有名な愛知の会社に就職。
東証一部上場の大企業でしたが就職時は特に会社の規模・業績とかあまり調べてもいませんでした(苦笑)

無機化学専攻の大学院卒で資格は普通免許ぐらいしかない、英語はできなくて、今思えばキャリアなんて全く考えてない意識低い系だったので、特にやりたい職種、やれそうな職種もありませんでした。
そしてなんとなく技術部の業務内容は新規性があって難しそうだと、マイナスを地道に改善していくような品質保証部を選びました。(技術部は月100時間ぐらい残業して、品証部は月40時間ぐらいという評判もあったので、、)


実際、残業状況は評判通りでしたが品証部というのがまた大変でした。自分でやった仕事に対して保証するわけでなく、原則である社内ルール・社外ルール(ISO、TS規格など)に基づき、現場の作業者が製造したものに対して保証活動を行うという他責的な仕事。
人がやることだから忙しくなれば手を抜いたりミスを誤魔化したりするものでそれは公にはさせず隠されがちなもの。

となるとそれが原因で不具合が発生して客先でクレームが起き、作業者へ聞き取りをしても正直に話してくれることは稀だし、本人自身も忘れていることもある。
そういうわけで人は必ずミスをするからと欧米では特に自動化が望まれるのもごもっとも。(社内協議によりリスクとコストの兼ね合いで回収などを静観する場合も多々あると思いますが、この辺りが近年の不正隠しの根幹だと思います)


とにかく自分がやってないことを保証しようとする不合理を解決できない日々で、突発的に発生する制御不能な業務に対して残業を減らして働き方改革をすることは困難でした。

そんなこんなで1社目は新卒から十年以上務めるものの、内燃機関の将来懸念、他社への興味もあり転職を決意しました。


転職にあたっては一年ぐらい前からエージェントの有名どころDODAリクナビNEXTビズリーチマイナビに登録。
口コミサイトVorkers(現:OpenWork)、転職会議、キャリコネにも登録してとにかく情報収集。



そしてたまたまDODAのエージェントと電話面談後、2社目となったIotや自動化で活況な設備部品メーカー(東証一部上場)を紹介されて、事前に履歴書・職務経歴書の添削をエージェントとメールでやり取り。


適性検査は能力検査はなく性格検査のみで、面接もエージェントの資料・アドバイスを基にうまくやり取りできて意外とあっさり内定を頂きました。(今思えば派遣社員や中途社員の入れ替わりが激しいので入りやすかったのかと、、)

あわよくば家から1.6km、徒歩20分ぐらいの空気圧シリンダ工場に勤務できればと思っていましたが、結局家から20km、車で50分ぐらいの工場にて半導体設備部品部門の品質保証部へ配属となりました。(他の工場は残業規制で定時帰りなのに、稼ぎ頭だけどブラック環境で人手不足なところになってしまったのが運の尽き。。。)


そして半導体関連業界のブラックな環境に力及ばず、半年ぐらいで微熱と嘔吐感が続く適応障害自律神経失調症?になり、悪化して鬱になってしまう前に1年2ヶ月で早々に退職(退散)となってしまいました。