結局仕事を定時で帰るにはどうするか
先日『わたし、定時で帰ります。』が最終回を迎えました。
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僕は基本的にテレビは見ないのですが、妻がチェックしてたりして気になったドラマはたまに見てます。共通の話題が少ない夫婦のコミュニケーションにもなるので(笑)
ドラマは毒上司が無理矢理とった採算の合わないプロジェクトを部署一丸となって残業・休出しまくって乗り切り、主人公の結衣(吉高由里子)は元婚約者の上司(向井理)と復縁でハッピーエンドとなって楽しめましたが、やはり残業まみれのサラリーマンが『定時帰り』するのはかなり困難です。
ドラマではWEB制作会社が舞台なので畑は違いますが、僕が製造業を3社経験した中で『結局仕事を定時で帰るにはどうするか』は共通課題ですので僕なりに考えました。
結論としては、僕も実行したように転職が得策と思います。
そもそもなぜ慢性的に残業しなければならないのか?
- 仕事量に対しての増員コストが残業コストよりも大きい。
→あまり明言しませんが会社は損得計算により作為的に残業で対応しています。今は人手不足で募集してもどこも集まらないようですが、残業しなければ利益が確保しにくいビジネスモデル自体が真因かと。
- ドラマでもあったように顧客(乞客)のせい。
→工数増加やコストアップなど契約内容が変わったら再度見積、契約書変更という当然の事をやれてないし、顧客自身もやる気がない(コストダウンには積極的、、)。その為、常にキャパオーバーの仕事量で慢性的な残業で生産性が低下して悪循環に陥っている。
- 管理職(経営陣)がマネジメント出来ていない。
→よく言われますが、日本企業はサラリーマン経営者ばかりなので、顧客との契約内容の握りが不明確で工数に対する利益評価などマネジメント力不足。
- 総合職で「緊急時は残業対応します」という雇用契約
→毎日緊急時な企業(特に日本)は異常というかビジネスモデルが悪いと思いますが、割り切ってマックジョブ甘受して一般職になって定時帰りを課長に相談したこともありましたがうやむやにされたましたね。大企業なら定時帰りの閑職もあるかもしれませんが、そこも人余り状態で基本的には異動させてくれないようです。
以下のニュースでも話題となりましたが、総合職は残業に加えて会社都合の転勤に応じるという縛りの見返りに給与をあげてもらっているという隷属契約。
夫の育休直後に転勤命令「信じられない」妻が告発 カネカ「コメントは差し控えたい」
これらのことは1社員が訴えたところで変えることはほぼ不可能であることから、転職して定時で帰ることのできる別の会社を選ぶというのがこれまでの試行錯誤で至った結論です。
また、ワークライフバランスに関しては、就職1社目の自動車部品メーカーにて、総合職初の時短勤務や在宅勤務も経験させてもらったので、そのことについても後日書きたいと思います。